TAKAKO ARAKI
作品
荒木高子は、「書物の中の書物」と言われる聖書を陶器で作ります。 高温の火で焼き固められることによって、宗教的な営みも、作者の 造形的な人為の痕跡も浄化された聖書は、人知の及ばないものに 対する原初的な畏れや悲しみといったものを感じさせます。
(「徳島県立近代美術館ニュース 42」 (2002年7月号)より転載)
略歴
1921 | 西宮市に生まれる。 |
1961 | 渡米。ニューヨーク市アートスチューデントリーグで彫刻を学ぶ。 |
1963 | 西宮市甲陽園に築窯。京都市立工芸試験所に陶芸を学ぶ。 |
1974 | カップ国際展に出品。 |
1979 | 日本陶芸展最優秀作品賞受賞。 第37回ファエンツア国際陶芸展二席受賞。 第4回井植文化作品賞受賞。 |
1980 | 第7回ヴァロリス国際陶芸展出品。 |
1981 | 西宮市文化賞受賞。 |
1987 | ニューヨーク、エヴァソン美術館にて個展開催。 |
1996 | 西宮市大谷記念美術館にて個展開催。 |
1998 | ギャラリー新居 東京店にて個展開催。 |
2004 | 死去 |